上演作品(2)

茂吉の猫 鉄砲打ちの茂吉は、いつも猫のミケを話し相手に暮らしていました。ある日、茂吉は酒屋の主人から飲んだ覚えのない酒代を請求されます。主人の話では、見知らぬ童子(わらし)が夜な夜な茂吉のつけで酒を買っていくというのです。そこで茂吉が酒屋で待っているとわらしが現れ茂吉を見て逃げ出します、茂吉が追いかけて行ったところ、恐ろしい“化け物づくし”という野原に迷い込んでしまいます。やがて化け物たちが集まってきました・・・。 
靴屋のクック 靴屋のクックさん、ある日ひょんなことから幽霊の国や地獄に来てしまった、そこで靴を作ったところ幽霊さんや閻魔大王は大喜び・・・。
やがて地獄から帰ってきたクックさん、今度は動物たちの靴も作り出した。
すてきな靴を作るのが生き甲斐のクックさんをめぐってのほのぼのと心温まるお話。
舞台の背景が“飛び出す絵本”の仕掛けを取り入れたユニークな立体舞台です。
杜子春
昔々の中国のお話、無一文だった杜子春は鉄冠子という仙人から2度までも大金持ちにしてもらいますが、贅沢な暮らしを続け再び無一文になります。人間社会に絶望した杜子春は仙人の弟子になるため“どんなことが起こっても決して声を出してはならない”という試験を受けることにします。地獄で数々の責め苦にも声を出さずに耐えますが、死んだ母親が鞭を打たれる姿を見て「お母さん!」と声を出して母親を抱きしめます。 不合格となった杜子春は、これからは人間らしい正直な生き方をしようと決意します。


お問い合わせ メールでのお問い合わせはこちらまで